ICTとは、Information and Communication
Technologyの略で、情報通信技術という意味です。パソコンやタブレット、デジタルカメラなどのデジタル機器が急速に普及している昨今、教育現場にもこれらを取り入れていこうとするのがICT教育です。富山県で行われた「全日本教育工学研究協議会全国大会」に、本校の職員が参加してきました。
訪れたある小学校では、子どもたちがタブレット端末を使って授業をしていました。理科の実験において、子どもたちはタブレットを駆使して写真を撮ったり動画を撮ったりし、その後の考察の場面では友達と互いのタブレットを見合いながら、熱く意見を交わしていました。
「僕はこう思うよ。この写真を見てよ。ほらね?」
「ほんとだ。でも私の写真も見てよ。」
子どもたちの「友達に聞いてほしい」という意欲的な気持ちを最大限生かすために、タブレット端末を利用しているのだと分かりました。ICT機器はあくまでツールであって、使うことが目的ではないのです。これまで通りの黒板とチョークの授業に、このツールをプラスすることで学びが活性化することを狙っているのです。
城南中学校区でも、ICT教育の研究が行われています。今後も職員が最先端の実践を学びながら授業に生かしていきたいと思います。