3学年 新幹線飯山駅を見学しました

 7月22日、3学年の生徒が飯山駅の見学に行きました。飯山駅は、北陸新幹線の開通に合わせて今年の3月14日に開業しました。飯山市の観光交流センターとJRが協力して設計したという施設には、市民の思いがたくさん込められています。


 写真右の壁に飾られたオブジェは、飯山の市木である「ブナの木」と、飯山の伝統産業である「内山紙」で作られています。内山紙は、原料の楮(こうぞ)を、雪にさらすことにより、漂泊(融雪時に発生するオゾンが白くしてくれるそうです)して作ります。雪深い飯山の地に、古くから伝わる伝統です。

 左の写真は、からくり時計です。毎時00分になると、からくり時計が開いて、楽しい演出が始まります。中から人形が現れ、「五束太々神楽(ごそくだいだいかぐら)」という舞いが始まります。飯山市に古くから伝わる神楽であり、長野県無形民族文化財に指定されています。


 こちらのからくり時計は、市民の協力金で作られました。

 

 さらに、新幹線ホームを見学し、時速200kmオーバーで駅を通過する新幹線を見ました。「ゴーッ」という轟音と風圧に、生徒たちは目を丸くしていました。通過後、生徒たちはお互いに顔を見合わせ、「すごーい」「はやーい」と口にしていました。

 

 さて、市民の思いに寄り添って進めてきた新幹線の学習は、今後新たな展開へと発展します。生徒たちは、飯山市に新幹線が来たことに感謝をしはじめています。この感謝の気持ちが、次の学習へのエネルギーとなるはずです。2学期の学習をお楽しみに。